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第一回「おすしの頂き方」

JAPAN STYLE

ここ数年、日本食はあっさりした味付けや健康的なイメージで世界各地でも人気がでてきました。中でもおすしは特に人気のある日本食として有名で、本格的なおすしを食べられるレストランも数多く見られるようになってきました。

それでは、ここでスマートなおすしの頂き方をご紹介しましょう。
高級なおすし屋さんでなくとも、マナーは回転ずしの場合も同じです。
また、おすし屋さんによっては、その店ならではの食べ方がある場合もあり、「この食べ方が絶対に正しい!」とはいえませんが、一般的に恥ずかしくない頂き方をお伝えします。 まず、おすしは板前さんの手で握って作られるものです。
よって、握ってもらったおすしは、手でつまんですぐに頂くのが基本です。ただ、改まった席では箸を使った方が良い場合もありますので、その場の雰囲気に合わせて下さい。

■著者紹介藤井 寛子

英国・スイス・日本で、建築・インテリアデザイン、パーティープロデュース、テーブルコーディネート、フラワーアレンジメント、紅茶、茶道などのディプロマを取得し、世界で最も由緒正しきスイスのフィニッシングスクール「ヴィラ・ピエールフー」で、プロトコール(国際儀礼)、国際マナーを修得。現在、マナー講座「How to be a Lady」を日本のみならずアジア圏で主宰するかたわら、欧米各国の世界のホスピタリティーを取材し、各種セミナー・翻訳・通訳・執筆活動と幅広く活躍中。

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手で頂く場合 にぎりずし

手で頂く場合 にぎりずし

  1. 親指と中指で、すしの両脇を軽くつまみます。そして人差し指を上に添えて持ちます。その際、強くつまむとネタやシャリが崩れてしまうこともあるので、軽くつまむようにしましょう。
  2. しょうゆは、ネタの先に少しだけ付けます。ネタによっては、塩やタレなどを付けて頂く場合もありますが、素材の味を生かすためにも、しょうゆなどの調味料はつけすぎないようにしましょう。
  3. ガリを食べる時は、一度おしぼりで手を拭いてから、箸で頂くとスマートです。
Attention

くれぐれもシャリにしょうゆを付けないように。
シャリにしょうゆを付けすぎてしまうと、口に運ぶまでに崩れてしまい、小皿にご飯がこぼれてしまうこともあります。また、手はなるべくこまめにおしぼりで拭きましょう。ネタのにおいが手に移らないようにするためです。

手で頂く場合 軍艦巻き

手で頂く場合 軍艦巻き

  1. にぎりずしと同じように持ちます。
  2. しょうゆをつける時は、底の方のシャリに少しだけつけましょう。
箸で頂く場合

箸で頂く場合

  1. 箸で頂く場合も、軽く両側をつまみます。この時、箸でおすしの中央を軽く押さえるようにすると、崩れずに持つことが出来ます。
  2. しょうゆを付ける際も、ネタの先に少しだけ付けるようにします。箸からすしが落ちないように、しょうゆの小皿を手で持ってもいいでしょう。
    ネタにしょうゆが付けにくい場合は、ガリにしょうゆをつけ、それをネタに付けるという方法もあります。いずれの頂き方も間違いではありませんので、食べやすい方法で召し上がって下さい。
Attention

ネタが大きい場合は、箸で半分に切ってもかまいません。特に箸を使って頂く場合、一口で食べようと無理におすしを口に押し込むと、「押し込み箸」になってしまいますので、気をつけましょう。

ちらし寿司の場合

ちらし寿司の場合

  1. 左手前のネタに、少しワサビをつけてから、箸で持ち、しょうゆにつけて頂きます。
  2. シャリとネタを交互に食べると、スマートです。
    また、ネタをシャリに乗せて頂いてもかまいません。
  3. かき混ぜてしまうと、きれいに見えませんから、手前のネタから順に頂きましょう。きれいな盛り付けを最後まで崩さずに頂くことが出来ます。
Attention

しょうゆとワサビを小皿に混ぜ、上からかけて食べる方も見かけますが、ネタの色が変わってしまったり、つやがなくなったりしてしまいます。素材そのものの味を楽しむためにも、やめましょう。また、ちらしずしは、色々なネタが一皿に盛りつけられており、目でも舌でも楽しめるものですが、好きなネタから食べてしまうと盛り付けが崩れてしまいますので、注意しましょう。

お上品に食べることが、必ずしもGentleman的でスマートな食べ方とはいえませんが、
やはり「マナーの基本」である「相手に不快感を与えないこと」が男性にも必要だと思います。
おすしを食べる機会には、ぜひご参考ください。

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  • item_W03005R1毎日の食事を、上質のお箸でいただく。貴方の胃袋をきっと満たしてくれます。
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コンテンツ提供元:フロムナウ株式会社